健康・美容食品関連のCM(テレビコマーシャル)などで、「レタス何個分の食物繊維」という表現が多いので、「レタスは食物繊維が多いんだ・・・」という概念が私たちに定着しておりますが、これはビジネス心理学的なからくりなのです。

野菜の食物繊維に関連した統計資料を検索・閲覧してみると一目でわかりますが、レタスの食物繊維は全体的にもかなり低い(少ない)方です。

とはいっても、葉物は低残渣(ていざんさ)とは言い難い部分もありますので、IBD患者(クローン病・潰瘍性大腸炎の総称)で小腸に疾患のある方や、「便が詰まりやすい」という方は、避けた方が良いかも知れません。

「日常的に食べている」という方でも、生野菜は消化があまりよくないと考えられているので、注意が必要ですね。その点なども外来時などに栄養士や医師に尋ねてみてはいかがでしょう。

患者さんの症状などによって、若干意見が異なって来るかも知れませんので。

ちなみに私は調子の良い時はレタスも食べております。パスタ料理を作る際など、仕上がりの段階でサッと火を通す程度にですが(美味いデスヨ!)。