潰瘍性大腸炎でも、クローン病でも「原因は不明」と一般的には言われておりますが、症状そのものの「トリガー(誘発する)食べ物・食材は人それぞれ存在する」とも言われております。

実際、私自身も「これを食べると症状が明らかに出る」食材があります。それは外食時(予約するような)お店にも伝えたりすることもあります。

ご覧になっている患者さん(もしくはご家族やご友人)も、心当たりないでしょうか?「これを食べると、トイレ回数が多くなる」とか「これを食べた夜はなんかだるくなる」といったように。

私の場合、朝食と昼食はほぼ同じようなメニューです。夕飯時は異なりますが、夕飯後に症状が出るようであれば「夕飯メニューに原因がある」ということにあります。

ほぼ同じメニューにしていれば、「原因となる食材がわかりやすい、見つけやすい」という大きなメリットがあります。その代わり「飽きない料理」を食べ続けることも大切です(楽しみましょう)

食事のみならず、食事の合間に飲んだものなども勿論対象となります。

前の記事などにも書きましたが「これを食べたらお腹が張る」とか「これを食べた直後からガスが多くなった」という明らかな時もありました。

以上のようなことが日常的にも出てくることもあります。ですので、「食べたものの記憶」「食べたものの記録(日記)」というのはとても大切です。

それが一つだけではない場合もあります。ただ、一つずつわかっていけば、それらを減らしていくことでQOL(生活の質)は向上させていけますよね。

日々の生活、日々の食事、もっと楽しめますように♪