クローン病・潰瘍性大腸炎の食事と生活

クローン病患者による、クローン病と潰瘍性大腸炎(炎症性腸疾患、総称IBD)に関するブログです。主に食事療法・食べれるメニューの増やし方や治療法、入院・手術時の体験談や、日常生活についてについての情報を更新中です。

2014年10月

シチューやカレー・・・もはや「ザ・国民食!」。

食べたいですよねぇ^^;

で、今回はクリームシチューについて。

本サイトでもお話しした内容かも知れませんが、こちらの方でも少し書いていきたいと思います。もちろん、クローン病・潰瘍性大腸炎は症状に個人差がありますし、食べ物の相性も異なるので参考程度にご覧頂けると良いかと思います。

基本的に、私がクリームシチューを作る際に使う材料は、

小麦粉
豆乳
ブイヨン(コンソメスープの素)


まず、フライパンを使い、オリーブオイルをひいて小麦粉と豆乳でベシャメルソース(ホワイトソース)を作るわけですが、ダマになってしまいますよね・・・色々とコツはあるのですが、それでもダマになる時はなるわけで(苦笑)。

これに野菜「じゃがいも、にんじん、たまねぎ」などを加えていきます。肉類「鶏肉(むね肉)」を加えるのも美味しいですよね。

ベシャメルソースが得意な方は、この方法でも良いと思いますが、中々・・・ね(汗)。

その場合、既成のシチューの素を使ったり・・・この際に気をつけたいのは、「脂質」

既成のものを使う場合、パッケージの側面や裏面に記載されている脂質の少ないものを選びたいですよね。最近では「生クリーム増量」とか「チーズ入り」とか、脂質が増える内容のものばかりなので、探すのも一苦労かも知れませんが、色々見るのも面白いですよ^^。

そして調理時には、このシチューの素を少なめに使います。その分ブイヨンをちょっぴり足して味を補ったりすることで、少しは脂質が抑えられるかも知れませんし、プラス牛乳の代わりに豆乳を使う事で、お腹にやさしいクリームシチューに仕上がると思います。

IBD(炎症性腸疾患)でも、(体調や症状にもよりますが)一般的なパスタは食べても大丈夫と考えられています。

今回は私の調理例を一つご紹介します。

▽鮭と浅つき(万能ねぎ)のパスタ。
(材料)
パスタ1人前。
浅つき(万能ねぎ。玉ねぎでも可)適量。
鮭(焼いたものをほぐしたもの) 半切れ。
ほんだしorこんぶ茶
オリーブオイル。

1.お湯を沸かし、塩を適量入れパスタを茹でます。パッケージに表記してある通りに茹でるとアルデンテになるので、ちょっと長めに茹でると良いと思います。ちなみに この茹で汁も使います。

2.フライパンにオリーブオイルを引いて、パスタと茹で汁を少量入れます。即座に焼き鮭の切り身をほぐしたものと浅つきを加えます。この焼き鮭とパスタの茹で汁に塩分があるので、塩は不要です。また、コショウは出来るだけ控えた方が良いと思います。

3.ほんだしorこぶ茶を加えて、サッとフライパンを煽るように混ぜます(菜箸やトングで混ぜてもOK)。

出来上がり! お好みでパルメザンチーズをかけるのもアリかも♪

小腸に病変のある方や、パスタの茹で方や詰まりやすい方は使用する野菜を調整してみてくださいね。 ほんだしのような粉末のダシや、こぶ茶を使うとお店のパスタのような味になります。

IBDにおいてはサラダ油よりオリーブオイルの方が腸には良いと考えられているようです(栄養指導を受けた時の概要)。

また、パスタと言えばあらびきの黒コショウを使いたいところですが、刺激になるのでオススメはしません。上記の味付けだけでも十分イケます。 

胃腸が敏感な方や、IBD(炎症性腸疾患)の方にとって、外での食事には気を使うものですよね。

それでもネット社会という利便性をいかんなく発揮して、食べれるもののメニューの内容をしっかりと把握しておくと気持ち的に余裕が出て来ますし、十分食事を楽しむことができます♪

スマホでも、パソコンでも(タブレットでも)良いのですが、行きつけのファミレスなどのホームページにアクセスしてメニューを検索してみると、(健康ブームという時代性も手伝ってか)メニューごとに脂質や塩分などが表示されていることが多くなりました。

そこでは特に脂質をチェック!

IBD(特にクローン病)の場合、1日に推奨される脂質は30グラム以下(一般的な見解)とされています。もちろん、それよりも多く摂取しても症状が出ない方も、それより少ない量でも症状が出る方もいらっしゃると思いますので、その辺は個人個人でご判断を。

また、各レストランで使用している油の種類によっても症状の有無が変わって来るので、「△△のレストランで~を食べた時はお腹が痛かったけど、◎◎のレストランの場合は全然平気だった」といったような内容を覚えておくのも大切ですね。

繊維質に関しては予備知識を学習しておけば良いので、外食時の判断は意外と簡単なのかも!?知れません。 

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