クローン病・潰瘍性大腸炎の食事と生活

クローン病患者による、クローン病と潰瘍性大腸炎(炎症性腸疾患、総称IBD)に関するブログです。主に食事療法・食べれるメニューの増やし方や治療法、入院・手術時の体験談や、日常生活についてについての情報を更新中です。

2015年02月

クローン病や潰瘍性大腸炎の患者の方でも、外出先で、「お腹すいたなぁ・・・何か食べなきゃ」と思った時や、友人との付き合いの中で、マクドナルドなどに立ち寄る・・・という機会がある方も多いと思います。

私も「あぁ、時間ないし、どこかで何か食べたいなぁ・・・」と思った時に立ち寄るということも何度か。

そこで、私自身が体験した「これを食べたら(体調が)こうだった!」という実例をご紹介したいと思います。ただこれは私個人の体感であり、他の患者さんに当てはまるものとは限りませんので、そういった視点でご覧頂ければと思います。

ハンバーガー類
・・・基本アウトでした。食べてすぐにトイレ直行(IBDと診断された直後の話)

ポテト類
・・・ハンバーガー類同様アウトでした。上記同様、すでに10年は食べていません。

チキン類
・・・比較的大丈夫。チキンフィレオやシャカチキ、ナゲットはたまに食べています。でも、継続して食べると体調に変化が出ることがあるので、おすすめしません。

フィレオフィッシュ
・・・「脂質も少なめ?なので大丈夫だろう」と先日チャレンジ。問題はなかったものの、これも継続して食べることはおすすめしません。


といった感じです。こういったファストフードにおいて、私たちIBD患者は基本的な脂質量でいうとアウトなので本当は食べない方が良いのですが、自己責任において私自身が試してみた内容です。

とはいえ、本当にたまーにしか食べないので、参考にはならないかも知れませんが。

クローン病や潰瘍性大腸炎の患者にとって、食生活・食習慣って直接的に影響してきますよね。

そしてまた、人によって「どんな食材が症状を誘発するのか?」というものが異なるということも実感していますし、他の患者さんのお話しを伺っても同じように感じている方が多いようです。

そういった「症状を誘発する食材を知る」ということも大切ですが、更に「時折食生活をコントロールすることも大切」ということも痛感しました。

IBD患者にとって、普通の食事(もちろん脂質や繊維に気を配った内容)をするということは、日々重ねていくと気付かぬうちに症状が下降してきているのかも知れないですよね。

つまり、誘発因子が蓄積されていくような感じになっていくと思うんです。

だから私の場合、「あれ?ちょっとお腹がおかしいな・・・」とか「ちょっと身体がだるいな・・・」と感じると、通常の食事をセーブしてラコールやスポーツドリンク・ドリンクゼリー(ウイダーなどの)を中心に切り替えます。

このように、数日~1週間ほど「コントロール生活」を続けていると、体調も良くなってくるのを実感しました。

明らかに体調が悪い時はともなく、「ちょっとおかしいな・・・」という時点で食事を我慢するって中々難しいことかも知れませんが、「また美味しく食べるために」、「また楽しく過ごすために」と思えば、数日の我慢はできると思うんです。

実はここ数日も、上記のような我慢生活を送って体調が改善してきているので、あえてブログに書いてみました。この記事をご覧のIBD患者の方々やご家族の方も参考になさってみると良いと思います。

パン・トーストというと、「バターやマーガリンを塗って・・・」というイメージが強いですよね。

そういうことからも、脂質制限のある潰瘍性大腸炎やクローン病(IBD)の患者である私たちは敬遠しがち・・・ 

そこで今回は「ブルスケッタ」をご紹介します。 
 
名前からしておしゃれな食べ物ですが、見た目もおしゃれ♪

一部情報によると、IBD患者の間でパン食は適さない方もいらっしゃるようですので、その辺は留意してくださいね。

★まず、バケットを軽く焼いて、オリーブオイルを少しかけます。
(本来であれば、ここでにんにくを表面にすり込むか、のせるかしたいところですが、胃もたれのする方は控えた方が良いです)

★湯むきしたトマトやクリームチーズをのせて、塩・ブラックペッパーを軽くまぶします。
(きざんだパセリなどものせたいところですが、パセリは意外と繊維が多いので、それも控えたいところ)

★一般的に仕上げにオリーブオイルをふりかけたいところですが、サラダ油に比べて良いとは言えども、それはちょっとやりすぎかな・・・と思うので、最初の工程or仕上げのどちらかでかければOKにしましょう♪

それと、湯むきトマトも出来れば種も取り除いた方がいいかも知れませんね。

色々と制限がありますが、楽しく食べて過ごしましょう!

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