クローン病・潰瘍性大腸炎の食事と生活

クローン病患者による、クローン病と潰瘍性大腸炎(炎症性腸疾患、総称IBD)に関するブログです。主に食事療法・食べれるメニューの増やし方や治療法、入院・手術時の体験談や、日常生活についてについての情報を更新中です。

2015年11月

クローン病や潰瘍性大腸炎患者にとっても、風邪は大敵とも言えます。IBDの場合、免疫調整剤を用いることが多いため、風邪などの感染症にかかりやすいというリスクがあります。

そのために、冬場は特に手洗いうがいの励行がもちろん大切になってきます。また、緑茶が風邪予防に良いとされているように、適度に飲むことも必要と言えます。カフェインについてですが、炎症が落ち着いているのであれば、適度な摂取には問題ないといわれています。

一説には「クローン病や潰瘍性大腸炎の患者は風邪薬を飲んではいけない」ということも言われておりますが、私の主治医に尋ねたところ、「それほど大きな影響はない」とのこと。これは医師の見解や、患者の症状によって異なるかもしれないので、 その都度尋ねてみる必要はあるかもしれません。

また、風邪に限らず、近年では様々な感染症が話題になっていますので、できる範囲で予防をしていくことが大切ですよね。

食事に気をつけていても、小腸や大腸に潰瘍や炎症、狭さくなどが出来やすいのがクローン病であり、潰瘍性大腸炎。

検査などにより患部がわかると以前(数年前?)なら、「それでは手術しましょう!」とあっさり入院することも珍しくなかったけれど、最近ではどうやら事情が違うようです。

日本も欧米のようにQOL(生活の質)の向上を重視して、「なるべく切らずに温存する」という考え方に以降してきている模様。

私自身も小腸造影で「ここ狭くなってきてますね」と言われている患部があるものの、「なるべく温存しましょう」という結論に至ったので、その理由を担当医に尋ねたところ、前述のような話題に・・・

これはもっともな話で、腸が短くなればリスクも当然伴ってきます。栄養の摂取のあり方なども変わってきますよね・・・とはいえ、「切れば食べれるものが増えるのでは!?」とも患者感情としては思ってしまいます。

ん~、悩ましい現実・・・ 

先日、本屋さんを巡っていたらこんな本を見かけました。


クローン病・潰瘍性大腸炎の安心ごはん―「おいしく食べたい!」をかなえる (食事療法はじめの一歩シリーズ)

食事のレシピのみならず、クローン病や潰瘍性大腸炎に関するわかりやすい知識なども書かれてあるので、「IBDのこと良くわからない」という方や、「食事の作り方・内容に困っている」という方はおすすめできます。

私も時折「こういう食べ方いいよ~」って記事をアップしますが、こういった本なら総合的に見ることもできますし、もっと広い範囲で食事を楽しむこともできますよね。

こういった病気はまず「QOL(Quality Of Life:生活の質)の向上が大切」といいます。気をつける部分だけ押さえておけば、もう少し前向きに楽しく過ごせると思いますヨ。 

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