クローン病・潰瘍性大腸炎の食事と生活

クローン病患者による、クローン病と潰瘍性大腸炎(炎症性腸疾患、総称IBD)に関するブログです。主に食事療法・食べれるメニューの増やし方や治療法、入院・手術時の体験談や、日常生活についてについての情報を更新中です。

2016年04月

IBD、特にクローン病の方は口内炎に悩むケースも少なくないと思います。私も時々口内炎になることもあり、稀に「食事が沁みる・・・」ということも。

先日のどを始め、複数個所に口内炎が出来て2週間近く試行錯誤しました(今は完全に治っていますが)。その時の体験談を少しお話します。

口内炎が出来しばらく悩み、テレビのCMを思い出してドラッグストアへ行き口内炎の薬を購入し4日ほど服用しましたが効かず(汗)。粘膜にはビタミンBが良いというのを改めて確認し、サプリメントを購入。同時にお茶でのうがいを励行・・・するとみるみるうちに改善してきました。


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口内炎はIBDの症状の中でも見られるものなので、通常の場合とメカニズムが異なるかも知れませんが、栄養摂取の面から見るとビタミンBが不足しているという点は相違のないものかも知れませんよね。

また、口内を清潔にするという意味でも、お茶うがいは功を奏したのだと思います(風邪予防にも良いですし)。

これがすべての方に効果が期待できるわけではないのかも知れませんが、参考にはなるかと思います。また、「粘膜の保護(腸を守る)」という意味でも、ビタミンBの服用は習慣化してみようと思っております。
 

ことわざに「同病相憐れむ」という言葉があります。

「同じ病気や悲しみ、苦しみを知っているからこそ助け合える、同情できる」という意味合いのものなのですが、IBD(炎症成長疾患・クローン病・潰瘍性大腸炎)などの難病においても同じことが言えますよね。

それゆえ、入院生活を送っているとちょっとした挨拶から始まり、仲間・友人になるケースが多いです。それでも退院後、疎遠になることもありますが、ちょっとしたことでまた相談し合えたりする機会があったりと、何かと仲間というのは心強いものです。

難しい病気ゆえ、「そんな余裕ないよ」という方もいらっしゃるかと思いますし、それもごもっともです。ただ、病気に関する情報交換は体験に基づいているものなのでネット情報よりはずっとためになりますし、生活の質を高めていく意味でも大切な要素です。

これはあくまでも私の考え方ですが、病気になるというのは失うものもありますが得るものもたくさんあります。前向きに中々なれないかも知れませんが、そういった気づきや財産を大切に生きてみるというのも生活の質の向上(QOL)に役立つ考え方ともいえますよね。

今年、5週間ほど入院生活を送り、退院して間もない頃に友人からメールが。

「このところ連絡ないけど元気?」(友人)
と・・・
「ずっと入院生活を送っていたから連絡できずにごめんね」(私)
というと、
「最近(いきつけの店に)来ないし、連絡もないし、みんな怒ってる。外食できるようになったら連絡して来い!」(友人)
との事。

その友人とは長年の付き合いでしたが、お見舞いの言葉一つなくいきなりこのようなやり取りでしたので、返す言葉もなく、(以前から色々無理解な言動・行動に悩まされていたので)
「こういう連絡の仕方はストレスになるから・・・」と告げ、その友人との付き合いを終えることにしました。 

以上のように、私の周りにはこのような例がいくつかあります。
「もしかしたら、クローン病や潰瘍性大腸炎に限らず、難しい病気と向き合っている方々も、こういった人間関係で悩み苦しんでいる人もいるのかも知れない」と思い、今回このような事例を記述・公開することにしました。

もちろん、理解しようとしてくださる方々もおりますし、その方々のおかげで日々を送れていることもあるので、感謝の気持ちももちろんありますが、それ以上に病気への無理解に苦しむことの方が多いかも知れません。

食べ物に関するアレルギーをお持ちの方でも、そういった悩みに直面することもあるかも知れませんが、だからこそ同病の患者仲間や、患者会などのコミュニティ・コミュニケーションが大事だと思います。

そこで意見交換などをすることで、心の負担軽減を図ることもできるので、一人で悩まずに参加されてみてはいかがでしょうか。 

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