クローン病・潰瘍性大腸炎の食事と生活

クローン病患者による、クローン病と潰瘍性大腸炎(炎症性腸疾患、総称IBD)に関するブログです。主に食事療法・食べれるメニューの増やし方や治療法、入院・手術時の体験談や、日常生活についてについての情報を更新中です。

2018年06月

クローン病になってからというもの、脂質や繊維質を控えた食事を心がけている訳ですが、内科治療や外科治療を含め、入院生活は何度も繰り返しております。

その度に、同じく入院しているIBD患者仲間の皆さんに色々教えて頂く訳ですが、今回「小麦粉も関係しているのでは?」というご意見を頂き、色々調べてみました。

すると下記のような記事が・・・(IBDとの関連の有無はわかりませんので、あくまでも参考情報としてご覧下さい)

小麦の多い食生活は簡単なコツで変えられる(東洋経済オンラインより)

この記事を読んでいて、「試してみる価値はあるかも?」と米粉を取り入れた食事に変えつつあります。この方法が私に合うのかどうかは分かりませんが、明らかに体調が良くなった場合、またこちらのブログで新たにご紹介しようと思っております(随時更新ではありますが、アップされなかった場合、変化がなかったのだとお察し下さい)。

それにしても、食事を気をつけても再燃するというのは・・・ストレスや疲労との関係もささやかれているので何とも言いがたいですが、腸を休めてラコール中心で過ごすことで症状が緩和することも多かったので、食事は大きな影響を持つのだという実感はしております。

寒暖差の激しい時期、体調も崩しがちですよね。下痢気味の方も、そうでない方も、夏場は脱水症状になりやすいので、こまめに水分補給を行うようにしていきましょう!お互いに。

入院時、多くの同病患者仲間と知り合い、情報交換していて感じたことですが、「誰もが杓子定規に食事制限をしている訳ではない」ということを知りました。

一般的には「脂質や繊維質を控えた方がよい」というのが知られていますが(クローン病と潰瘍性大腸炎では多少異なる)、「寛解状態の時は、あまり制限なく食べています」という患者さんも少なくないです。

とはいえ、誰もがこの状態で寛解状態を維持できるというものではなく、確証や保証があるわけではないので、「こういった事例もありますよ」という程度に受け止めていただければと思います。

レミケードなどの「免疫抑制剤・調整剤」を使用している時なども、モリモリ食べている方も多いようですが、そういった際でも気をつけた方がいいんじゃないかな?というのが個人的な感想です。

その一方「食事制限はあまり考えたくない、食べたいものを食べたい」という方もいらっしゃいます。それで入院治療することなく、何年も保てる方もいらっしゃいますが、そういったケースは特殊なんじゃないかな?とも。

寛解状態を維持している方で多いのが「エレンタール、ラコールを中心とした食生活」を送っているケースです。

これは「軽い食事を1日に1〜2回、あとはエレンタール・ラコールで補う」といったものです。こういった手法をしたからと言って、誰もが良い状態を維持できるというものではないと思いますが、維持できている方の多くがこういった食事制限を行っています。

何度か入院生活を経験している方は「あんな思いをするなら・・・」と素直にこういった生活を送ることができると思いますが、逆にその反動で「食べたいものを食べたい!」という衝動にかられるのも理解できます。

私も稀に脱線してしまいますので(苦笑)失敗のたびに「どれが良くなかったのかな・・・」と分析しながら改善を続けています。このブログも備忘録を兼ねて書いておりますので、あくまでも体験談として参考になさってみてくださいね。

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