クローン病・潰瘍性大腸炎の食事と生活

クローン病患者による、クローン病と潰瘍性大腸炎(炎症性腸疾患、総称IBD)に関するブログです。主に食事療法・食べれるメニューの増やし方や治療法、入院・手術時の体験談や、日常生活についてについての情報を更新中です。

2019年01月

IBD(クローン病・潰瘍性大腸炎)と診断されたばかりの方に多いのが、「SNSで他の同病患者とつながること」。

情報交換とか共感という意味では良い部分もあるかも知れませんが、他の方の食事や対処法は必ずしも参考にならないケースが多いです。

まず「食事」に関してですが、IBDの中でも特にクローン病は繊維質・脂質共にかなり制限が多い病気にも関わらず、「週に3日以上肉(しかも脂質の多い牛肉、豚肉)」という患者さんも少なからずいらっしゃいます。

経過を見ていると、やはり「お腹が痛い」「下痢が続いている」という症状も同時に訴えていることも少なくありません。

ずっとガマン(制限)し続けるのもストレスになるから…と、こういった患者さんのように「肉も繊維も関係ない」といったように日々料理写真をアップしている方も少なくありませんが、危険なのは「このくらいなら大丈夫!」と勘違いしてしまうこと。

写真をあげているご本人もそうですが、それを見ている患者さんがマネをしてしまうのはとても危ないことです。

各研究機関の成果でも発表されているように、脂質は症状に大きな影響を与えることも多く、繊維質においては(狭窄を起こしている患者さんは)とてもリスクが高いです。腸閉塞を起こしてしまっては、救急搬送をされることも可能性としてはあります。

なので、SNSで意見交換や情報交換をするのは良いですが、出てくる情報をまずは疑ってみることも大切です。もっとも、入院中や外来時に栄養士さんや主治医に基本的なことは教えてもらうことがとても重要です。

厳しいようですが、特定疾患の場合、身近な情報が少ないゆえネットで簡単につながることで安心感を得ようという流れも少なくありませんが、「これくらい大丈夫よね!」と間違った情報を共有してしまうことはQOL(生活の質)を下げてしまいかねないので、その辺りの検証もお忘れなく。

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年末年始(クリスマス・お正月)は誘惑も多いですし、忘年会や新年会、各種パーティーもありますよね。お酒を飲む機会とか…

摂生できている方もいらっしゃるかと思いますが、SNS上で「今日は飲み会」とか「ケーキいっぱい食べちゃった」とか「今日くらいフライドチキン食べるぞ!」とか…様々な情報を散見します。

病状が安定していれば多少は良い…という考え方のドクターもいますが、基本的には「控えておきたい食べ物」が多いのも年末。

揚げ物もそうですが、お正月のおせち料理は「根菜類」も多いですよね。クローン病で小腸に狭窄(狭いところがある)場合は、根菜は詰まりやすいので、気をつけたいところです。

とはいえ「あれもダメ、これもダメ」という風にしてしまうと、心のケア的にも良くない…という考え方の患者さんもいらっしゃるので、その辺は上手にバランスをとっていきたいところ。

以上、そういったことも踏まえて、「自身の病状がどういった状況にあるのか?」を主治医とよく相談してから見極めていきたいところです。

また、七草粥においても根菜が含まれているので、(症状に合わせて)そういったものを外すとか、刻み野菜にするとか、「出来ることで食を楽しむ」という工夫も大切です。

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