クローン病、潰瘍性大腸炎の患者にとって「低脂質・低残渣」というのは必須な食事制限であることは一般的にも知られていますが、患者間の会話やSNSでの書き込み・画像の中に、一部「全く制限のない食事」をしている方もいらっしゃいます。

もちろん、絶対にマネすべきではないことです。一度でも手術の経験をした人ならば「二度とあんな大変な思いはしたくない」と思うはず。しかし、喉元を通り過ぎれば…食欲に負けてしまうのでしょうか。

私の考え方ですが、外来通院はそのためのものでもあると思うのです。 今では下記のようなわかりやすく、美味しく食べることの出来るレシピ本などもあるので、参考にしてみてはいかがでしょう。



一時期(昔)と比べると、かなり工夫がされているので、思った以上に食事が楽しめるはずです。 

制限をするもしないも、一部の人がやっていると、それに釣られてしまうのが人間の心理です。ならば、良い影響を受けて、良い体調を維持したいものです。

制限をせずに過ごしている方へ何かを申し上げるつもりはありませんが、こればかりは自己責任ですから。

入院時、そういったことも含めて医師・看護師・薬剤師の皆さんに質問はたくさんしてきました。意外と細かいことにも答えてくださるので、かなり勉強になりました。そういった意味でもネット情報による「噂のような情報」は敬遠した方がいいかなって思いますよ。