(以下、私自身の体験記となります。すべての人に当てはまるものではないので参考程度にご覧ください)

IBD患者(クローン病・潰瘍性大腸炎)にとって、トイレの回数が多い、下してしまうというのは日常的なことかと思います。入院時に尿や便の量を測ることでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、便の回数や量が尿と逆転してしまう…ということもあります。

すると、脱水しやすかったり、その影響で様々な栄養素が体内に吸収することなく流れていってしまう、不足してしまう…その一例がカリウムやミネラルの不足につながってしまいます。

栄養素の不足は体にも様々な症状を引き起こしてしまうこともあるので、ちょっとでも不安に感じたら、かかりつけの病院で(場合によっては予約外や救急外来などでも)診て頂いたほうが良いです。その辺はどうかご無理なく。

私自身も様々な症状を経験して来ているので、「これは〜が不足しているのかな」とか「もう少しゆっくり水分と摂ってみよう」とか「もうちょっと〜を補給しよう」と対策を講じることもあります。ただ、自己診断は良くないので、外来・診察時に主治医に疑問に思ったことや不安に思ったことは尋ねるようにしております。

これってとても大切ですよね。

話は脇道にそれますが、ヒュミラ などの「免疫抑制・調整剤」の類を使用している場合、「風邪をひいたときの対処法」なども気になりますし、それは患者の体調によっても異なるので、なんでも主治医に聞いてみることにしております。 

夏場に限らず、冬の季節でも、健康な人でも隠れ脱水(症状)になりやすいと言われております。それは乾燥が起因しているそうなのですが、夏場に比べると冬は油断してしまい「水分摂取の意識が薄れるから
」というのもあると思います。

私たちIBD患者は特に「少しずつ、こまめに摂るように」気をつけて、脱水を回避するようにしていきたいですね。 

一気に「ガブガブと」飲んでしまうと、それがそのまま流れてしまう、下してしまう原因にもなりますので、あくまでも「こまめに、ゆっくりと」が大切(と主治医にも指導されました)。

また、甘味料を含んだものは(健康な人でも)お腹が緩くなるという傾向もあるようですので、その辺も(心当たりの方は)主治医・専門医に聞いてみるといいかも知れません。