IBDの症状に「体重減少」や「倦怠感」というものがあります。症状に個人差があるものの、体調がすぐれないときには「あぁ、そういえば・・・」とお気づきの方もいらっしゃるかも知れません。

消化器官に炎症や潰瘍ができる病気ゆえ、栄養が吸収されずに流れることが多いため、おそらくこういった症状が起こるのだと思いますが(体感的な感想)、そういったときに気をつけたいことを少しお話していきます。

入院生活、手術などを経験している方は習慣化しているであろう「歩くこと、ウォーキング」。これに関しては(倦怠感や体重減少が著しいときは)控えめにした方がよいと思います。

私自身、手術を経験してからは毎日歩くのが習慣だったわけですが(その方が腸の流れも良いような気がして)、体重減少が著しい時期などは歩く距離を少なくするか、日数を減らす、など「運動量を少なめにする、控える」という方法をとっています。

というのは、無理をして運動をすると「疲労を蓄積する、体調を悪化させてしまう」という状況になってしまう可能性があるためです。実際、無理をして歩いてきた直後に疲労感があり、結局横になる始末・・・ということも多々ありましたので「これは無理をしてはいけないな」と。

そして予約外でもよいので、受診をするということも大切ですよね。医師に相談をして対策を立てる。栄養士に相談をして食事の量や内容を検討してみる。等々、様々な工夫が必要になってきます。

寒い時期、暑い時期、季節の変わり目などは体重や体調に波・変化が起こりやすいので気をつけましょう。