クローン病に多い症状「イレウス(腸閉塞)」。

病変が進行して、腸が狭くなる症状です。すると食べ物が通らなくなり、腹部膨満感や苦しさを感じるようになり、水分さえも摂取する際に吐気を感じることにもなりかねません。

それらを予防するためにも、小腸(大腸とのつなぎめなどにも)細い箇所がある患者さんは食べ物や食べ方に気をつけたいところです。

意外と詰まりやすいのが(以前も言及しましたが)、「うどん」これはお腹の中で膨張します。その腸の細さにもよりますが、ラーメン類やそうめんの細さでも詰まることがあります。

これらを予防するためにも、小腸造影などの検査を定期的に行ってもらうのも必要です。

小腸造影と聞くと「あの鼻管を通して行う検査でしょ?イヤだよ〜」という方もいらっしゃるかもしれませんが、鼻管を通す際、検査技師(医師)にゆっくりと入れてもらい、「ごっくん」と管を飲み込むタイミングを合わせることが出来れば、思ったより簡単に入っていきます。

私自身、得意な方ではありませんでしたが、医師との呼吸が合うと“えずく“ことなくスムースにいけることに気づきました。

イレウスの苦しさに比べたら、小腸造影の苦しみなど・・・と比較してしまえば、ある程度覚悟が決まります。

「それでも・・・」という方は、普段から鼻管でのエレンタール(もっと管が細く比較的楽」という手法で練習しておく・・・というのも一つの解決方法です。

いずれにしても、具体的なことに関しては医師や看護師など、専門家の指導を仰いでくださいね。