入院時、多くの同病患者仲間と知り合い、情報交換していて感じたことですが、「誰もが杓子定規に食事制限をしている訳ではない」ということを知りました。

一般的には「脂質や繊維質を控えた方がよい」というのが知られていますが(クローン病と潰瘍性大腸炎では多少異なる)、「寛解状態の時は、あまり制限なく食べています」という患者さんも少なくないです。

とはいえ、誰もがこの状態で寛解状態を維持できるというものではなく、確証や保証があるわけではないので、「こういった事例もありますよ」という程度に受け止めていただければと思います。

レミケードなどの「免疫抑制剤・調整剤」を使用している時なども、モリモリ食べている方も多いようですが、そういった際でも気をつけた方がいいんじゃないかな?というのが個人的な感想です。

その一方「食事制限はあまり考えたくない、食べたいものを食べたい」という方もいらっしゃいます。それで入院治療することなく、何年も保てる方もいらっしゃいますが、そういったケースは特殊なんじゃないかな?とも。

寛解状態を維持している方で多いのが「エレンタール、ラコールを中心とした食生活」を送っているケースです。

これは「軽い食事を1日に1〜2回、あとはエレンタール・ラコールで補う」といったものです。こういった手法をしたからと言って、誰もが良い状態を維持できるというものではないと思いますが、維持できている方の多くがこういった食事制限を行っています。

何度か入院生活を経験している方は「あんな思いをするなら・・・」と素直にこういった生活を送ることができると思いますが、逆にその反動で「食べたいものを食べたい!」という衝動にかられるのも理解できます。

私も稀に脱線してしまいますので(苦笑)失敗のたびに「どれが良くなかったのかな・・・」と分析しながら改善を続けています。このブログも備忘録を兼ねて書いておりますので、あくまでも体験談として参考になさってみてくださいね。