オストメイト(ストーマ保有者)にとって、夏はあまり良い季節ではないかも知れません・・・というのは「汗」をかくから。

そのための対策は色々と議論されて(?)いますが、今回ここでも少し記述したいと思います。病気・食事対策同様、色んな考え方があるので、あくまでも一論としてご覧頂ければと存じます。

汗をかくと装具(パウチ)がはがれやすいのは、実感している方も少なくないと思います。むしろ大多数の方がそれで悩むことが多いのではないでしょうか。

こちらの本サイトの方でも、具体的に色々と情報を掲載されているので、そちらでもご覧頂ければと思いますが、装具交換を「中2日」の人でしたら、「中1日」もしくは「毎日」という風に、夏だけ(汗をかきやすい季節だけ)変更している方もいらっしゃいます。

これはストーマケア外来で教わって、そのようにしているケースが多いようなのですが、装具によっては毎日交換するのに適さないものもありますので、その辺りは取り扱い業者さんや認定看護師さん(WOC)に尋ねてみてはいかがでしょうか。

海外では装具をつけた状態で水着に着替えた様子をYouTubeやインスタグラムでアップロードしている方が多数いらっしゃるほどオープンな文化ではありますが、日本では(他人の視線が気になるお国柄か)それほど見かけることはありません。それゆえ「相談しにくい悩み」でもあるのですが、同病患者や入院時に知り合った方々と情報を交換することも大切ですね。

話は前後しましたが、具体的な対策の中には他にも、キッチンペーパーを面板の周りに装着することによって、汗を吸収させて(装具を)はがれにくくするという対策もあります。

また、これは直接ストーマ装具対策ではないのですが、IBD患者にとって「脱水」は密接な関係にあります。入院要因の一つに「脱水症状」「カリウム不足」等がよく聞かれる様に、水分摂取も常に心がけていく必要もあります。

そのためには水分のみならず、バナナを食べるなどして「カリウム補給」に、麦茶などを飲むことによって「ミネラル補給」に(これだけではなく、他にも自身に合った対策を摂ってみてくださいね)と、色々と対策は必要です。とはいえども、それほど難しいことではありませんので、習慣化することで身体を守っていきましょう!

そもそもいずれにしても「暑さ」や「汗」が大きく影響してくるので、「不要不急の外出を避ける」とか、「外出時にも木陰・日陰を選ぶ」とか「エアコンのあるところへ随時避難する」といったような事も大切ですね。

2018年、その後も酷暑が予測されているので、こういった対策プラスアルファを心がけていきましょう!