今年に入り、新型コロナウイルスの感染拡大関連ニュースばかりの日々…IBD患者としても気になりますよね。一般的には「免疫力をあげよう!」と言われておりますが、潰瘍性大腸炎やクローン病の患者さんで免疫抑制剤を使用している方は多いので(私もです)一般的な傾向に沿ってあげてしまうと、治療にも影響が出てしまいます。

中には「コロナ禍が落ち着くまで、ヒュミラ やレミケードなどでの治療を中断しようか…」という患者さんがいらっしゃるようですが、専門医によると「コロナよりもIBD治療を優先に」という答えの方が多いと思います。

とある、IBD専門サイトにおいての質問コーナーにおける専門医の答えもそうでした(詳しくはネット検索もいいですが、主治医に伺ってみることをお勧めします) 

治療を継続しつつも、注意すること(3密回避、ソーシャルディスタンス、マスクの着用、手洗いの励行、外出時は特に目・鼻・口に触れない)に気をつけていれば、それほど過剰に心配することもないと、私の主治医のお話でした。

いずれにしても、これらの注意事項や生活習慣になれるまでも時間がかかりますが、やがて慣れてくると思いたいですね。

また、外来・通院に関しては、電話診療などに切り替え・診察日を変更してもらう…という策を取っている方が多いようです。最近感染者の数も増えてきて(7月上旬)、遠方からの通院の方は「長距離移動でリスクが高いので」と取りやめたり・変更に次ぐ変更…という方も少なからずいらっしゃるようです。

実際、お困りやお悩みの方は病院へ電話相談してみることで、解決策を担当者・担当医が提案してくださると思うので、ご相談してみてはいかがでしょう。

また、患者仲間がいらっしゃる方は、情報交換するだけでも安心材料になりますよね。

ご無理なく、このコロナ禍を過ごして行きたいものです。皆さんもご自愛くださいね。