クローン病・潰瘍性大腸炎の食事と生活

クローン病患者による、クローン病と潰瘍性大腸炎(炎症性腸疾患、総称IBD)に関するブログです。主に食事療法・食べれるメニューの増やし方や治療法、入院・手術時の体験談や、日常生活についてについての情報を更新中です。

カテゴリ: クローン病・潰瘍性大腸炎と日常生活

これは患者間でも時々ある話なのですが、多目的トイレ上利用した際「車椅子じゃないなら、一般のトイレを利用して下さい」と他者に注意されるという場面。

車椅子を使用している方の場合、ひと目で「優先される」ということが分かりますが、オストメイト宜しく他の障がい者の場合は、ひと目では分かりにくく、誤解されることが多いです。

もしあなたがオストメイトもしくは他の障がいをお持ちで注意された場合は、しっかりと主張しましょう。「言い返せない」という場合は障がい者手帳を見せるだけでも充分です。

何のためのトイレ表示なのかということ、短絡的に決めつけで言われると傷つく人もいるということ、勇気を持って行動できる社会にしていきたいものですね。

ここで述べるのは、クローン病患者としての体験談です。症状については個人差があるため、主治医にお尋ねください。

IBD患者はとかくトイレが近いですよね。回数も多い。腸への栄養吸収・水分吸収が弱いせいか、夏場や汗をかく時期は意識して水分を摂取している方も少なくないと思います。

私自身も、外で過ごしている際になるべく日陰で、水分を多めに、と意識はしていたものの、熱中症になったことがあります。それも数回手術を経験して(ある程度腸が短くなっているためか)からの出来事でした。

栄養吸収、水分吸収と腸の長さの関係は深いようで、手術回数をかさねるほどトイレ回数が多くなっていることを実感しております。

そのあたりを主治医に尋ねたところ、案の定「IBD患者さんは水分が入っていきづらいので、こまめな水分補給を」ということでした。

今年もお腹のあたりが「カーッと」熱くなるような症状があったので、スポーツドリンク(市販ではない、添加物の少ないもの)をこまめに摂取することで乗り切りました。

2023年の夏も昨年同様、かなり暑い日が続いております。どうか皆さまもお気を付けくださいね。

IBD患者となって(診断前、症状が出るようになってから含む)食べ物によって、その時の体調によってお腹の張りやガス(おなら)の増減が気になるようになりました。

そこで「今日は何を食べたから、こうで・・・」と記録、記憶するようにしているのですが、それは時間の経過によって(食材等)異なることがあります。

最近では、バナナやレタス、リンゴ(生食の場合)を食べた後は、ガスが多い日が続いております。それはとても悩ましいこと、中でもストーマの方の場合はその都度ガスを抜かなければなりませんよね。

そこで色々(食品メーカーなど)を検索して、栄養士さんが記述した記事を読んでみると「食物繊維によっては、ガスが多くなったり、お腹の張りを感じることがあります」とあり、「その際はその食材を控えてみてください」ともありました。

これは乳製品にも言えるそうです。これらはすべてIBD患者さんのつながりでもよく聞きます。
「乳製品を摂取した後、お腹がゴロゴロする」とか、「ガスが多くなる」といった同様のケースも。

栄養の補助のために接種するエレンタールやラコール、特にラコールはその傾向があり(体感です)エレンタールと共通して気を付けるべきは「ゆっくり飲用する」ということ。

と、一般的には「健康に良い」とされている食材や栄養素でも、こういったことがあるので、医師や栄養士に相談してみることをお勧めします。

お時間がなければ、ご自身で日記をつけてチェックしてみてはいかがでしょうか。

このページのトップヘ