クローン病・潰瘍性大腸炎の食事と生活

クローン病患者による、クローン病と潰瘍性大腸炎(炎症性腸疾患、総称IBD)に関するブログです。主に食事療法・食べれるメニューの増やし方や治療法、入院・手術時の体験談や、日常生活についてについての情報を更新中です。

カテゴリ: クローン病・潰瘍性大腸炎と薬

最近では多くのIBD患者の方が「ヒュミラ」を使用しているようです。

免疫抑制剤で、強い作用をもたらすものなので、製薬会社でもサポート体制がしっかりしていて、使用方法や保存方法などについては小冊子を病院で渡されるのですが、製薬会社でも「薬について」のお尋ねは可能です。

ただ、使用用量の指導などについては、法令により主治医にのみ許されているようですので、その辺りはお間違いのないようにしたいものです。

基本的に最初は病院で教わって、その後に自宅で自己注射するものなのですが、保存に際しての温度管理には留意しておきたいところです。

また、使用間隔なども決められていますので、ちょっとでも間隔がズレてしまう場合も医師・病院へ問い合わせてみる必要があります。

病気の症状には個人差があるので、慣れても自己診断・判断にならないよう、慎重にいきたいですね。

クローン病患者の間では比較的有名な薬品「イムラン」。これは瘻孔(ろうこう)などの治療に用いられております。また、ヒュミラやレミケードとは異なり、イムランの場合は飲み薬(錠剤)となっています。

通常、4週目あたりから効きはじめると考えられているようですが、8週目~9週目から効きはじめるというケースもありますので、その辺りは主治医に症状をしっかりと伝えて相談したほうが良さそうです。

ただ、こういった「免疫を調整・抑制する薬」の場合は副作用も懸念されます。感染症にかかりやすくなるというものが一般的ですが、特に風邪やインフルエンザの流行時期には気をつけていきたいところです。

血液検査の数値や症状次第では服用が中止されることもあり(知人の体験談による)ますので、その辺りも主治医によく伺ってみることが大切です。

以上、私自身の体験談を中心にお話してきましたが、効き目などには個人差がありますし、必ず効くというものでもありませんので、前述にあるように医師によくご相談下さいね。

クローン病や潰瘍性大腸炎患者にとっても、風邪は大敵とも言えます。IBDの場合、免疫調整剤を用いることが多いため、風邪などの感染症にかかりやすいというリスクがあります。

そのために、冬場は特に手洗いうがいの励行がもちろん大切になってきます。また、緑茶が風邪予防に良いとされているように、適度に飲むことも必要と言えます。カフェインについてですが、炎症が落ち着いているのであれば、適度な摂取には問題ないといわれています。

一説には「クローン病や潰瘍性大腸炎の患者は風邪薬を飲んではいけない」ということも言われておりますが、私の主治医に尋ねたところ、「それほど大きな影響はない」とのこと。これは医師の見解や、患者の症状によって異なるかもしれないので、 その都度尋ねてみる必要はあるかもしれません。

また、風邪に限らず、近年では様々な感染症が話題になっていますので、できる範囲で予防をしていくことが大切ですよね。

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