肌寒い季節・・・コンビニへ行くとまず気になる「おでん」をはじめとするファストフードの類。

私が入院している時にも、患者仲間の間では「コンビニおでん」がよく話題になりましたし、実際にコンビニへ行って食べている方もおりました(苦笑)。

今回はこの「食べれるおでん」がテーマです。



私はおでんを食べたい時は、家で作って食べます。コンビニおでんが苦手なのです。IBDと診断される前から、「食べるとお腹が痛くなる」という症状が出ておりました。

クローン病とわかってからは、「あぁ、やっぱりか・・・」ということがわかった訳ですが、「何故、おでんがダメなのか・・・」と。

おでんには、練り物をはじめ、肉類のおでん種も入っていますよね。これらから出てくる「油」が問題なのだと思います。

基本的に、おでんを作る際には煮る前に「おでん種の油抜き」ということをします。つくねやこんぶなどのダシが出るものや、はんぺんなどの油がないものを除けば、厚揚げや牛筋など、多くのおでん種はお湯に少し浸すことで余分な油を抜く作業を行います。

こうすることで、おでん鍋の中が脂っこくならなくなり、長時間煮ても美味しい状態が保てるという訳です。

ですが、コンビニでは作る店員さんによって(つゆの素は同じものを使っても)この油抜き作業やおでん種を入れる順番によって味や油の浮き具合が異なってきます。

と、豆知識はここまでと・・・

クローン病・潰瘍性大腸炎患者の中には、「自分はコンビニおでんを食べても大丈夫だった」という方もいらっしゃいますので、これらが一概に良いとは言えませんが、私のように症状が出てしまう人もいるので、できることならば「おでんを食べたい時は家で作ること」をオススメします。

その際には、肉類はもちろんのこと、がんも(中には繊維が強い野菜が入っているものもあるので)などのおでん種には注意すれば、安心して食べることができると思います。

私が作るときには、油抜きを一層気をつけているので、比較的あっさり味になってしまいますが(笑)それでも美味しく食べることが出来ています。

コツは「ダシ」。

おでん種を煮る際、最初に(前述にあるような)こんぶや魚類のつくねを入れることにより、美味しいダシが出ます。このように「ダシが出るものから順番に」入れていくと、美味しいおでんが出来上がります。

他の料理同様、IBDには症状の個人差があるので、その辺はご自身でカスタマイズ(?)して美味しい食生活を送って行きたいですね。