クローン病や潰瘍性大腸炎といえば、「下痢症状」が特徴的なものとしてあげられます。その回数が多いのも悩みものですが、逆に便秘になってしまうのも困りますよね。

特に、術後など腸のぜん動運動が芳しくなくて、便の出が悪いということもあります(私にもありました)。そういう時に決まって(ドクターや看護師さんに)アドバイスされたのが「適度な運動と水分摂取」でした。

適度な運動といっても、入院中・術後は「歩くこと」が一番の薬。術後は特に腸の癒着を予防するために、そして腸のぜん動運動の促進のために歩くことが大切な要素になってきます。

術後は傷の痛みもあるので、大変と言えば大変なのですが・・・早期回復のためには点滴棒を杖代わりにして・・・と私も1日に何キロも歩きました(汗)

でもね、そのお陰で病棟の廊下で知り合った同病の仲間もたくさんいます。 挨拶から始まって、「調子、どんなですかぁ?」とか世間話をしながらテクテクと・・・そのうち次第に「~さん、歩きにいきませんか?」と声を掛け合ったり。

そういうことって大事ですよね~。一人では中々前へ進めないことってあるものですから。励まし合う仲間は大切です。

さて、話は脱線しましたが、歩くこと・・・これは退院後も大切かも知れないなぁ・・・と個人的には思っています。次第に体調が回復してくると、食事の際によく噛むことを忘れてしまったり、日常の中での適度な運動(ウォーキング)を怠ってしまったりすることもあります。

特に仕事や学業、家事で忙しいという方は尚更そうかも知れませんよね。
 
その中でも、無理のない程度に歩いたり、水分を適度に摂取することで、便通のコントロールはある程度正常な状態に保てるということを私も実感しています。