思わずタイトルに「仲間の作り方」と題してしまいましたが(苦笑)、これはあえていうと自然派生的に・・・ということなので、意識して作ろうとしなくていいと思います。

まずは「静養・治療が第一」なので。

今回は何が言いたいのかといいますと、前回記事にも共通して言えることですが「誰かと悩みを共有することで心の負担が軽減される」ということ。

ましてや、IBD患者が複数入院している病棟であれば尚のこと。色々情報交換などを通して、「そうだよね、そういうことだよね」と会話しているだけでお互いに心が楽になり、前向きにもなれるものです。

私が初めて入院生活を経験したときがまさにそうでした。全員カーテンは開けっ放し、しかも夜までそうだったので、看護師さんに「夜くらいカーテン閉めてください!」とまで言われるほど、全員がオープンな性格でした(笑)

アメリカのとある研究機関の発表によると、「カーテンを開けている患者のほうが、治りが早く退院も早い」という統計結果が出ているそうです。

案の定、そのときも皆さん術後の回復が早く一人、また一人と退院していきました。結局私が最後だったんですけどね(笑)

その時は観ているテレビもグルメ番組ばかりで(爆笑)「何だったらデイルームで観る?」と点滴棒を片手に民族大移動・・・「テレビカードがもったいないから」と(笑)テレビカード、高いですもんね(汗)

会話も多く、病気の話よりも「退院したら何を食べるか!?」とか「どこどこの~が美味しいよ!」という情報交換のほうが多かったような気がします。

難病の場合、どうしても病気やその症状とばかり向き合いがちですが、そうすると心が気持ちがもたない。しんどくなります。

だからこのように病気以外の話や、楽しみなどを話し合える関係、時間がとても大切なんだなと学ばせて頂きました。もちろん彼らとは今でも時々連絡を取り合っています。