クローン病・潰瘍性大腸炎の食事と生活

クローン病患者による、クローン病と潰瘍性大腸炎(炎症性腸疾患、総称IBD)に関するブログです。主に食事療法・食べれるメニューの増やし方や治療法、入院・手術時の体験談や、日常生活についてについての情報を更新中です。

タグ:潰瘍性大腸炎カレー

カレーライス…日本の国民食でもありますよね。食べたいですよね、はい。

とはいえ、脂質(肉が入ることで)や香辛料(スパイスがすべてゆえ)が腸にとってよくないため、敬遠してしまいます。

が、先日「ボンカレー甘口」を食べてみました。何故なら…

脂質:3.5グラム 食物繊維:1.3グラム(※ともに一食あたり)

とあるじゃないですか。で、甘口ゆえ香辛料も少ないはず…と判断(中辛・辛口などタベレマセン)。
とはいっても、クローン病(私)と診断されてから十数年まともにカレーを食べていない(幼児用のカレーは食べたことがある)。おそるおそる、2~3食に分けて食べました。

でも…うまい!!

IBD患者の食事としてカレーライスは推奨されていないので、お勧めはしません。ただ、カレー粉そのものを調理に使用することは(時には)良いという指導を(栄養士さんに)受けたことがあります(辛味・刺激のあるスパイスは厳禁です)。

患者それぞれの症状が異なる病気ゆえ、一概に当てはまりませんが、医師や栄養士と相談しながら「食べれるもの探し」をしてみるのも楽しいかも知れませんね。

前回、「IBD患者でも食べられるカレーを考える(クローン病・潰瘍性大腸炎と食事)」と題し、カレーを工夫して食べる方法の体験例を挙げてみました。

他のIBD患者の方に伺っても、やはり「辛めのものは避けて・・・」といったように、時折カレーを召し上がっている方もいらっしゃるようです。

ただ、前回もお話ししたように、まずは体調や症状・何よりも担当医や栄養士と相談してみることをお勧めします。 

今回は新たなパターンをご紹介します。


ハウス 1歳ごろからの野菜カレー 100g(50g×2袋)

「なーんだ、1歳児のカレーかよ」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、侮ることなかれ。何と!脂質が1食分1.1グラム。そして、何よりお子様向けのカレーだからこそ”香辛料少なめ、胃腸にやさしい”のです。

何より、小分けになっているので”ちょこっと食べたい”時に便利!!

「ちょっと味的に物足りないな・・・」という場合は、ウスターソースをちょっと足してみたり・・・と工夫次第ではかなり美味しく食べれます。 

先日、カレーが食べたくなったので、ボンカレーを使って「カレーうどん」を作って食べてみました。



香辛料や影響を考え、使用したのはボンカレーゴールド甘口です。

茹でたうどんを器に入れ、ボンカレーにうどんつゆを少し混ぜたものを鍋で加熱し、うどんが入っている器へ・・・。

食べて見た感想ですが、甘口ゆえ物足りなさはありましたが、カレーを食べることができたということもあり大変満足でした。

IBD(炎症性腸疾患)には症状に個人差があるので、お勧めはできませんが、パッケージ裏の栄養成分を解析してみると一食分の脂質がなんと5.4グラムと少ないことと、カレーをうどんつゆで薄めたことで粘膜への影響を軽減できたこともあり、 検討材料としては(皆さんにとっても)参考になるものかも知れませんね。

私は基本的にあまり無理しないタイプなので、色々考えながら食事を楽しみたいと思います。 皆さんもご無理なさいませんように。

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