クローン病・潰瘍性大腸炎の食事と生活

クローン病患者による、クローン病と潰瘍性大腸炎(炎症性腸疾患、総称IBD)に関するブログです。主に食事療法・食べれるメニューの増やし方や治療法、入院・手術時の体験談や、日常生活についてについての情報を更新中です。

タグ:潰瘍性大腸炎脱水

(以下、私自身の体験記となります。すべての人に当てはまるものではないので参考程度にご覧ください)

IBD患者(クローン病・潰瘍性大腸炎)にとって、トイレの回数が多い、下してしまうというのは日常的なことかと思います。入院時に尿や便の量を測ることでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、便の回数や量が尿と逆転してしまう…ということもあります。

すると、脱水しやすかったり、その影響で様々な栄養素が体内に吸収することなく流れていってしまう、不足してしまう…その一例がカリウムやミネラルの不足につながってしまいます。

栄養素の不足は体にも様々な症状を引き起こしてしまうこともあるので、ちょっとでも不安に感じたら、かかりつけの病院で(場合によっては予約外や救急外来などでも)診て頂いたほうが良いです。その辺はどうかご無理なく。

私自身も様々な症状を経験して来ているので、「これは〜が不足しているのかな」とか「もう少しゆっくり水分と摂ってみよう」とか「もうちょっと〜を補給しよう」と対策を講じることもあります。ただ、自己診断は良くないので、外来・診察時に主治医に疑問に思ったことや不安に思ったことは尋ねるようにしております。

これってとても大切ですよね。

話は脇道にそれますが、ヒュミラ などの「免疫抑制・調整剤」の類を使用している場合、「風邪をひいたときの対処法」なども気になりますし、それは患者の体調によっても異なるので、なんでも主治医に聞いてみることにしております。 

夏場に限らず、冬の季節でも、健康な人でも隠れ脱水(症状)になりやすいと言われております。それは乾燥が起因しているそうなのですが、夏場に比べると冬は油断してしまい「水分摂取の意識が薄れるから
」というのもあると思います。

私たちIBD患者は特に「少しずつ、こまめに摂るように」気をつけて、脱水を回避するようにしていきたいですね。 

一気に「ガブガブと」飲んでしまうと、それがそのまま流れてしまう、下してしまう原因にもなりますので、あくまでも「こまめに、ゆっくりと」が大切(と主治医にも指導されました)。

また、甘味料を含んだものは(健康な人でも)お腹が緩くなるという傾向もあるようですので、その辺も(心当たりの方は)主治医・専門医に聞いてみるといいかも知れません。 

オストメイト(ストーマ保有者)にとって、夏はあまり良い季節ではないかも知れません・・・というのは「汗」をかくから。

そのための対策は色々と議論されて(?)いますが、今回ここでも少し記述したいと思います。病気・食事対策同様、色んな考え方があるので、あくまでも一論としてご覧頂ければと存じます。

汗をかくと装具(パウチ)がはがれやすいのは、実感している方も少なくないと思います。むしろ大多数の方がそれで悩むことが多いのではないでしょうか。

こちらの本サイトの方でも、具体的に色々と情報を掲載されているので、そちらでもご覧頂ければと思いますが、装具交換を「中2日」の人でしたら、「中1日」もしくは「毎日」という風に、夏だけ(汗をかきやすい季節だけ)変更している方もいらっしゃいます。

これはストーマケア外来で教わって、そのようにしているケースが多いようなのですが、装具によっては毎日交換するのに適さないものもありますので、その辺りは取り扱い業者さんや認定看護師さん(WOC)に尋ねてみてはいかがでしょうか。

海外では装具をつけた状態で水着に着替えた様子をYouTubeやインスタグラムでアップロードしている方が多数いらっしゃるほどオープンな文化ではありますが、日本では(他人の視線が気になるお国柄か)それほど見かけることはありません。それゆえ「相談しにくい悩み」でもあるのですが、同病患者や入院時に知り合った方々と情報を交換することも大切ですね。

話は前後しましたが、具体的な対策の中には他にも、キッチンペーパーを面板の周りに装着することによって、汗を吸収させて(装具を)はがれにくくするという対策もあります。

また、これは直接ストーマ装具対策ではないのですが、IBD患者にとって「脱水」は密接な関係にあります。入院要因の一つに「脱水症状」「カリウム不足」等がよく聞かれる様に、水分摂取も常に心がけていく必要もあります。

そのためには水分のみならず、バナナを食べるなどして「カリウム補給」に、麦茶などを飲むことによって「ミネラル補給」に(これだけではなく、他にも自身に合った対策を摂ってみてくださいね)と、色々と対策は必要です。とはいえども、それほど難しいことではありませんので、習慣化することで身体を守っていきましょう!

そもそもいずれにしても「暑さ」や「汗」が大きく影響してくるので、「不要不急の外出を避ける」とか、「外出時にも木陰・日陰を選ぶ」とか「エアコンのあるところへ随時避難する」といったような事も大切ですね。

2018年、その後も酷暑が予測されているので、こういった対策プラスアルファを心がけていきましょう!

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