IBD(クローン病・潰瘍性大腸炎などの、炎症性腸疾患の略称)患者にとって、運動やトレーニングはどの程度やっていいのか、中々わからないものですよね。

私の体験からお話ししますと(クローン病です)、腹圧のかかる運動は避けた方が良いです(腹筋運動とか)。昔、習慣から腹筋運動を続けていたところ、同じ病気の友人に「やめた方がいいよ」と言われたこともあります。その友人の助言以前にも、これが誘発を招いたのか、潰瘍や肛門疾患が絶えなかったです。

こういった部分的な事柄には気を付けた方が良いですが、アメリカの専門サイトを見たところ、「適度な運動は行った方が症状が改善することがある」という記述がありました。

その理由として、「運動をすることでストレスが軽減されることがある」という「精神衛生上の理由」などが挙げられていました。

また、入院・手術を経験した方はご存知かと思いますが、術後は特に腸の癒着を予防するためと、腸のぜん動運動を活発にするために、院内を歩くことが推奨されていますよね。

そういった意味からも、軽いウォーキングや体操を始めとした「適度な運動が必要」であることがわかります。

もちろん、体調によって個人差がありますので、無理なく行う事が大切です。私自身も仕事が屋内ということもあり、運動不足を解消するために、また気分転換も兼ねて歩くようにしています。