IBD(クローン病・潰瘍性大腸炎の総称)の患者となって10年以上の月日が経ちますが、人間関係や仕事、日常生活全般への影響は否めません。これは私のみならず、持病・難病をかかえている方のほとんどが実感としていることと思いますし、それにともなった悩みも多いと思います。

ただ、同病の患者さんたちとの出会いを通して学んだこと、得たことは多く、今日はその中の一例をご紹介します。

「生活を楽しむ」

タイトルにもありますが、食事に制限があるこの病気の場合、どうしてもそれがストレスになりがちです。しかし、それ以外の部分で生活を楽しむことが可能で、食事にお金をかけられない分、他の部分でちょっとリッチな気分を味わってみる・・・という考え方が大切だなと思いました。

私の場合は肌のかさつきなどが気になったので、生活雑貨店でオイルやハーブ・植物成分の入った石鹸などを購入したりすることでストレスを軽減。実質上スキンケアという面でも改善されてきています。IBD患者の場合、脂質が欠如する分、男女共通していることかもしれないので、色々試してみることをおすすめします。

カフェ(スタバとか)へ行くにしても、コーヒーに抵抗のある方は紅茶やノンカフェインのお茶などを楽しむという方法もあります。そういった選択肢を持っていれば、人間関係・友人関係のストレスも軽減しますし、雰囲気を楽しむことも可能です。

こういった考え方、視点を持つに至るまで、色々調べたり、悩むことも多いですが、同病患者間で情報交換するなどして一日一日を前向きに楽しんでいきたいですね。