IBD患者にとって、食べることの出来る肉料理は限られていますよね。中でも「鶏のささみ」や「鶏むね肉」は低脂質・高たんぱくであることから、クローン病や潰瘍性大腸炎患者には適した肉類と考えられています。

今回は、その中から「鶏むね肉」の簡単な料理をご紹介します。
(量はむね肉100gとします)

【鶏むね肉とねぎの酒蒸し】
1.むね肉は一口大の大きさに削ぎ切りします。
2.切ったむね肉に塩コショウ(コショウが苦手な方は塩だけでも)を適宜お好みで振り掛けます。
3.ねぎを斜め切りにします(1本の半分くらい)
4.フライパンにオリーブオイル少量を入れ、むね肉とねぎを入れます(その際、ねぎを先に入れて塩コショウ、そしてむね肉を)。
5.火加減は弱めの中火で、お酒(白ワインでも可)をカップ3分の1程度入れたら、フタをして蒸し焼きにします。
6.肉全体がうっすらと白くなってきた(火が通った)頃に肉をひっくり返します。
お酒が少なすぎたり、火加減が強すぎると焦げが生じますのでお気をつけ下さい)
7.つまようじなどで火の通り具合をチェックして、出来上がり。

実はこれ、NHKで放映されている「きょうの料理ビギナーズ」の応用編なのです。
実際放映されたのは、「豚バラ肉の酒蒸し」でしたので、それを鶏むね肉で応用しました。火加減もその状況に合わせて変えてあります。

このように、IBD疾患であったとしても料理を楽しむことで気持ち的な煩わしさは軽減されます。私自身、自分で作ることで気分転換にもなっていますし、家で食事をすることが楽しくなっております。

外食もいいけど、家で料理することで家計にも優しいですし^^。
参考にしてみて下さいね。