クローン病・潰瘍性大腸炎の食事と生活

クローン病患者による、クローン病と潰瘍性大腸炎(炎症性腸疾患、総称IBD)に関するブログです。主に食事療法・食べれるメニューの増やし方や治療法、入院・手術時の体験談や、日常生活についてについての情報を更新中です。

タグ:IBD食事

低脂質のタンパク源と言えば「鶏胸肉」が代表格ですよね。

でも「パサつくし、美味しくないというイメージもあるかと思います。

そこで、簡単レシピを今回はご紹介します。

1、鶏胸肉に塩を振り、数分置きます。滲み出た水分を拭き取ります。

2、たっぷりお湯を沸かせて、鶏胸肉を入れます。中火で15秒ほど。

3、火を止めて27分待ちます。この際 、フタをしておきます。

時間が経過したら、取り出して削ぎ切りにして、ポン酢や胡麻だれで召し上がって下さい。

「注意点です」

ちなみに、冷蔵庫から取り出した温度の状態からの調理です。

お湯は1.2リットル、鶏胸肉は300グラムでのレシピです。

竹串を刺して、中からの汁が透明なら火が通っています。 

お腹が痛む時、トイレ回数が多い時、血便(血が混ざる程度を含む)の時…食事のレベルを下げたり、食事を止めたり(食止め:医師の専門的な指示などによる方法)することもあるかと思います。

私自身、在宅CV(中心静脈点滴)をして食止めを何ヶ月か経験ということもありました。また、入院経験も何度か…そんな中でも「ある程度の対処法」を学んだり、身につけたりすることもありました。

何でも自己診断はよくありませんが、「どういう食材が低残渣で、どういう食材が低脂質で、こういう体調の時はこういう食事をすると良い」とかいうことが次第に分かるようになってきます。

特に、入院時に「水分⇒流動食⇒3分粥⇒5分粥」と進むように、その際に「どのような食材が使われていたか、どのような調理法だったか」ということを学んでいる患者さんも多いようです(SNSでの献立画像などからも)

その時に日記をつけたり、前述のようにSNSに備忘録としてアップすることで、後で役立てたりという方法もあります。

ジャガイモやニンジンなどは繊維質が少ないことからも、登場する(?)頻度は多かったように思えます。なぜかインゲンも(笑)その時の調理法(煮方:どの程度軟らかく煮てるか)にもよるのかも知れませんが、事細かにメモしておくということも大切かも知れないですよね。

同時に、「どのような魚が食べやすかったか」「鶏むね肉や、ささみがどのような調理法だったか」ということも覚えておくことで、退院後家族にお願いしたり、自身で作ってみたり…という方法を見出すことも出来ます。

料理が好きな方は、「食べることが出来る食材、調理法で楽しんで作ってみる」ことでバリエーションの幅が広がるということもあります。

ご自身の体験から、次へ、明日へつなげていきいたいですね!

クローン病の症状で少なくないのが腸閉塞。小腸や、大腸とのつなぎめ辺りに見られる症状なのですが・・・もしそうなった時、予約外や救急外来で病院へ行きますよね。


レントゲンやCTなどで検査した後、入院になるケースもありますが、その際はしばらく点滴にて絶食。腸を休める治療に入ります(自身の体験です)。


ガスや便の出具合を見て、小腸造影などの検査をすることもある訳ですが、「手術」なんてことになったら、すぐに出来る訳でもなく・・・絶食のまま入院して待つか、一時退院して手術日まで自宅待機・・・なんてことも。


その際、栄養点滴(CV)で栄養や水分を補うか、ラコールかエレンタールで過ごすことになります。固形物を食べたら詰まってしまうので当然と言えば当然。


でも、それだけだとお腹が空きますよね。


あくまでもある程度腸を通過する状態での話ですが、私の場合は具なしのスープで栄養を摂り、空腹をしのぎます。その際に利用するのが(過去記事にも書きましたが)お茶・だしパック。ただし、とろみのあるものの場合は漉すことが出来ないので、要注意。


そんな時、更に茶漉しを使ったりします。
(下記はアマゾンの参考画像ですが、100円ショップで充分です)


以前、「コーンポタージュだったら、コーンだけ出せばいいや」というノリでスプーンですくい出して飲んでいたら・・・コーンの粒も飲んでしまったようで、便に混ざっていた・・・というヒヤリ体験がありました(汗)詰まったら大変です。


この時から、「どんなスープでも、固形物を最小限に」という思いで茶漉しを活用している訳です。


絶食治療の場合、「絶飲食」ということもあるかと思います。そんな時はこの技(?)は使えませんが、「水分はOK」ということであれば、医師に相談してこういった方法でスープなどを飲むということもアリですよね。


以上、いつものごとく体験談からお話しましたが、あくまでも参考まで。腸の状態や症状には個人差があるので、重複しますが、医師と相談してから判断してくださいね。


100円ショップやドラッグストア、スーパーなどで売っているインスタントのスープで、脂質が低いもの、具を上記のように取り除けば飲めるものをこういった方法で飲用できれば、わずかでもストレス解消にもなるかも知れませんので。

このページのトップヘ